今月に入り、華国軍の台湾方面での演習が本格化している。華国の国防部は今日、今月の5-8日にかけて人民解放軍の東部戦区所属の部隊が台湾南方方面で訓練を行ったと発表した。また同じタイミングで日本の防衛省は沖縄周辺で華国の空母機動部隊が離発着艦訓練を繰り返していると明かした。
香港の軍事ジャーナリストであるステンレス・リー氏は、今回の二つの軍事演習は「互いに連携していると感があるのが自然だ」と指摘する。
「華国は軍種や兵科を超えた演習を不定期で開催することで、台湾の反応を伺っていると考えるのが自然だ。台湾統一に向けて台湾を牽制するとともに、同地域の軍隊の動きを観測する意味合いが強い」。
華国の相次ぐ軍事行動に与党内部の反応も冷たい。とある幹部は「松平政権は華日友好を推進しているが、タカ派からは不満も出ている。選挙も近いから総理には慎重な舵取りをしてくれることを期待するしかない」と懸念を示した。
0コメント