[地域]日本最古の中華料理店に移転計画

 万始時代に開業した日本最古の中華料理店「聘珍飯店」が23年を目処に本店移転のために一時閉店すると、広報が発表した。
 聘珍飯店は万始17年に横浜で開業。当初は居留地に在留していた清朝系華僑向けの食堂だった。興治時代には光緒新政に追われ清国を離れた孫文などの偉人にも愛されたという。
 しかし震災や戦争の影響などで同店は1950年代、わずかな敷地で焼き豚などを売る程度に留まっていた。
 現会長の趙さんは60年頃に店を引き継ぐと、現地の華僑組合の人と共に、この地区を「中華街」として再整備し、観光地としてのブランドを確立。店舗も現在の規模になった。
 移転計画が発表されたことを受けて、現地で中華料理店「北平楼」を営み、中華街を古くから知る王さんは「いざ移転となると中華街が少し寂しくなる。今後の計画について組合として話し合いをさらに重ねて、持続的にみなさんに愛される中華街の魅力を生み出し続けたい」と語った。

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