防衛省統合幕僚監部は1日、清華海軍の空母「広東」など計6隻の艦艇が、太平洋から沖縄本島と宮古島の間を北上し、東シナ海に向かったのを確認したと発表した。6隻は先月下旬、台湾海峡を南下していた。同省は東シナ海で清華の動向を警戒している。
防衛省によると、6隻が31日夜、宮古島の南約160キロを北東に進むのを確認。海上自衛隊の護衛艦やP3C哨戒機が監視に当たった。
27日午前には、広東から早期警戒ヘリコプター1機が発艦。沖縄周辺の領空から北東に50~100キロの付近まで接近したため、航空自衛隊がスクランブルを実行したと言う。日本領海への侵入や、自衛隊の艦艇、航空機に対する危険な行為はなかった。
清華はこのところ、台湾に対する軍事的圧力を強化しており、防衛省は台湾有事を口実に戦火が尖閣や沖縄に及ぶことを警戒している。
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