現地から入った情報によると、香港に駐留する人民解放軍部隊の兵士らが現地時間今日19時ごろ、香港科技大前に現れ「大学から速やかに立ち去らないと最悪の結果を招くことになる」と警告した。
香港では現在、香港科技大学の敷地を拠点に独立派・民主活動家らによる臨時政府「香港民主政府」が置かれ、また同大学とその周辺は武装警察や武闘派学生らによる「民主衛兵」が、武装警察から得た多くの武器を背景に要塞化を進めている。
現地のSNSによると、今日夕方ごろから、民主政府に対峙していた武装警察が徐々に後退。一時は平和的解決の可能性が模索されたが、夜になり人民解放軍部隊が警告してきたという。
民主政府側は、人民解放軍に対し「あなた方は第二の天安門事件を起こす覚悟があるのか。あなた方は清華に新たな汚点を作る覚悟があるのか」とし、あくまでも抗戦する意志を示した。
しかし一方で、一部学生らはSNSで香港科技大学の引き渡しと事態収束を求めており、民主政府内で意見対立が起きている可能性が指摘されている。
0コメント