2022年2月17日の阿倍野派の派閥会合で阿倍野派の会長を務める阿倍野信三氏は「清華の台湾に関する挑戦は、日米同盟に対する挑戦でもあります。即ちそれは、日本有事でもあるのです。」と語った。そして台湾産パイナップルを派閥の議員メンバーに振舞った。
阿倍野派は自由民政党最大派閥である。現在は、松平総理を支える立場であるものの、一方で自由民政党保守派のドンでもあり、党内の保守派に強い影響力があり、党内の保守本流(ハト派)と言われてきた松平派や二階野派、竹本派よりタカ派の主張が強いことが特徴である。その影響力のある阿倍野信三氏は、中国が台湾を侵攻した際には自衛隊の介入も示唆するような発言を行ったことは、これから日中関係ににひびを入れたくない勢力からしたら、目障り極まりない立場である。ただしこれも一定の党内政局戦略があるとされており、党内で孤立していると言われていた阿倍野派へ配慮をしなければ松平総理をよく思わない、現在は、派閥を持たない菅田義明グループや無所属系議員、麻野派や二階野の一部の保守系議員と阿倍野信三氏は会食を重ねており、手を組む恐れがあり、松平総理の基盤が揺らぐ恐れがある。難しい舵取りを迫られる恐れがある。いずれにせよ松平総理には難しい舵取りがとられるとともに、外交問題を党内政局に利用している自由民政党にはあきれるばかりだとの声もある。
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